じいじの嫌いな食べ物の克服方法
意外と好き嫌いが多いのか、国鉄時代は食べられないものも多かったそう。
昔の国鉄時代は何しろ接待が多く、仕事は酒、ゴルフ、麻雀といっても過言ではなかった時代。大阪・天王寺に勤務していた頃、奈良県を観光地として盛り上げるために企業を呼んだ接待イベントを開催することになった。まだ全国展開していない柿の葉寿司を特産として盛り上げるためだったかどうかは定かではないけれど、昼食用として使うことに。ただ、じいじはサバが苦手。食べもせず昼食用に使うことにありえない!と部下に指摘されしぶしぶ食べると。。あら美味しい。柿の葉寿司のしめ鯖は薄いからか臭みもなくとっても食べやすい!
こんな感じで、勤務地を転々としながら食べられないもの(特に郷土料理)を克服していったらしい。東北の資材課に勤務していた時は、仙台を拠点に秋田、青森、岩手にも支所があり、そこでも接待の日々を過ごしたとか。印象深かったのは秋田のハタハタ。しょっつる鍋に出汁として使うことの多い魚だけれど、昔は居酒屋の先付にハタハタの卵が当たり前のように出たらしい。その卵の皮はゴムのように固いらしく、卵を食べ終わった後はその皮をみんな床に捨てる、秋田の居酒屋さんはそんな光景が当たり前だったとか。昔は朝の海岸にハタハタの卵がそこら中に打ち上げられていて、地元の人はそれを拾って店に出していたそう。卵を取りすぎたのか、いつのまにかハタハタは10年ほど姿を消したとのことなんだけど、、今はどうなんだろう。
今は昔のおはなしです。